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ライアン XF2R ダークシャーク(Ryan XF2R Dark Shark)は、アメリカ海軍向けに製作されたターボプロップエンジンとターボジェットエンジンの複合動力を搭載した実験機である。本機はライアン・エアロノーティカル社の以前のFR ファイアーボールを基にしていたが、ファイアーボールのレシプロエンジンをジェネラル・エレクトリック T31 ターボプロップエンジンに換装してハミルトン・スタンダード社製4枚ブレードを駆動した。 ターボプロップエンジンにより性能はファイアーボールよりかなりの改善を見せたが、その時点で複合動力戦闘機という概念を諦めターボジェット動力戦闘機へ移行していた米海軍は本機にはほとんど興味を示さなかった。 しかし当時同様のコンセプトのコンベア XP-81を評価していたアメリカ空軍は本機に多少の興味を示し、ライアン社に従来XF2Rで使用していたジェネラル・エレクトリック T31をウエスチングハウス J-31 ターボジェットへ換装するように依頼した。試作機の主翼前縁にあった空気吸入口を前部胴体側面のNACAダクトに改装してXF2R-2が製作された。 ダークシャークは有用な機体であることが分かったが、全ジェット動力機の方が優れていると考えられたため本機が試作段階以降へ進むことは無かった。 == 要目 == The Complete Book of Fighters * 乗員:1名 * 全長:10.97 m (36 ft 0 in) * 全幅:12.80 m (42 ft 0 in) * 全高:4.27 m (14 ft 0 in) * 翼面積:28.3 m² (305 ft²) * 翼面荷重:176 kg/m² (36.1 lb/ft²) * 搭載重量:4,990 kg (11,000 lb) * エンジン: * 1 × ゼネラル・エレクトリック J31 ターボジェットエンジン、1,600 lbf (7.1 kN) * 1 × ジェネラル・エレクトリック T31 ターボプロップエンジン、1,760 hp (1,310 kW) * 最大速度:800 km/h (497 mph, 432 kn)(海面高度) * 巡航高度:11,900 m (39,100 ft) * 上昇率:24.64 m/s (4,850 ft/min) * 武装: * 機銃:4 × 主翼 0.50 in (12.7 mm) ブローニングM2重機関銃 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「XF2R (航空機)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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